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シンガポールに進出する多くの日系企業が、日系シェアオフィス・コワーキングスペース「The Company Singapore」を東南アジアでのビジネスハブとして利用しています。
実際にThe Company Singaporeをご利用いただいている企業様の生の声をご紹介します。

Meiji Seika (Singapore) Pte. Ltd

榊 直人Naoto SakakiDeputy Director

シンガポールでの主な事業内容と現在の取り組みを教えてください。

イジセイカ・シンガポール(以下、MSS)には、菓子製造と調製品製造の2つの事業があります。調製品は、原料を仕入れて、混ぜて加工し、日本の(株)明治(以下、明治)向けに菓子やヨーグルト、粉ミルクの原料として輸出しています。
当社の主力製品である「Yan Yan」(ヤンヤン)と「Hello Panda」(ハローパンダ)を中心とした菓子事業は、現在はコロナ禍の影響から回復し、事業成長を続けています。シンガポール国内のマーケットはとても小さいため、当社の売り上げの大部分は輸出事業によるものです。輸出先は30カ国以上。その中でも中東エリアは、まだまだ成長する余地があると期待しています。日本の明治向けの「ヤンヤンつけボー」も売れ行きは好調です。2年前から「Chocorooms」(きのこの山)と「Uproll」(アポロ)の生産を始めました。明治を代表するこの2つの製品を海外拠点で生産することは、大きな決断であり、感慨深いものがあります。この2つの製品をアジアにしっかりと根付かせることをミッションとして、われわれは取り組んでいきます。

シンガポール拠点におけるチーム構成や働き方の特徴について教えてください。

シンガポールは多民族国家ですので、われわれは、どこの出身であっても同じ人間であり一つのチームである、という意識を共有しています。
工場にはシンガポール人を始め中国人、マレーシア人、日本人等様々な国の出身者が働いておりますが、the companyオフィスを利用しているチーム(3名)の構成はシンガポール人、中国人、日本人です。

シンガポール市場に進出された背景や、現地での反響、特徴的なマーケット事情について感じていることがあれば教えてください。

去年はMSS創設50周年の年でした。この50年間で世の中は大きく変わりました。中でもシンガポールは特に変化が著しい国です。経済成長に加え、教育水準も高くなり、賃金ベースもどんどん上がっています。この変化に合わせて、われわれも変わっていかなければなりません。より付加価値の高い商品作りにシフトし、シンガポールで生産することの意味(価値や重要性)を持つ会社にしていきたいです。

The Companyをオフィスとして選ばれた理由、またその決定が貴社のビジネスにとてプラスになっていると感じますか?

旧クロスコープ時に入居しました。当時は、MSS所属ではなく、Meiji Dairy Australasia Singapore Branchという、明治グループの調達機能に特化した会社に所属しておりました。全員で5名という小さい組織でした。小さい組織に合い、かつ環境の変化に柔軟に対応できるようにオフィスを選びました。
所属がMSSになった今でも、入居の決定はプラスだったなと感じます。

実際にThe Companyをご利用いただいて感じるメリットや、気に入っている点などがあれば教えてください。

立地が良い、受付の方が諸事対応してくれる、掃除サービスがある、パントリーが充実していることに加え、フレンドリーな受付スタッフの方々がいる、ミニセミナーや交流会等もあるなどして、気に入っています。
特にメリットを感じている点が2つあります。
1つ目は、部屋のレイアウトを自由に変えられる点です。
スペースに余裕のある時は、来星出張者用のデスクを置いたこともありました。また、仕切りを置いて従業員のプライベートスペースを確保しています。現在の部屋のレイアウトは、部下と話し合いながら決めました。
2つ目は、利用者重視の姿勢がある点です。
少し改善をお願いした時には、細かいことも利用者目線にたって考えてくれます。
また、私は原料調達の仕事をしていて、サプライヤーの皆さんが商談で頻繁に事務所にやってきます。私は、サプライヤーの皆さんを、単なる売り手の業者ではなく、ビジネスを共に発展させていくビジネスパートナーだと考えています。The Companyの受付業務をされている皆さんからも、同じような姿勢を感じることがよくあります。
例えば、私のサプライヤーが、自社の砂糖をThe Companyに置いて普及させたい、というような要望にも快く応えていただいたことがありました。
このように、The Companyを利用するメリットを多く感じています。
先日、サプライヤーの1社がThe Companyに引っ越しすることを検討していたので、宣伝しておきましたよ。

今後のシンガポール・東南アジア市場における展望や展開予定があれば教えてください。

菓子事業では、更に多くのお客様に選ばれるように日々挑戦し、努力していきます。
調製品事業では、明治グループにとっての安定調達を心がけ、グループの海外展開をしっかり支えていきたいと思います。

最後に、日本企業として海外市場に挑戦する上での気づきや、これから進出を目指す企業へのメッセージをお願いします。

海外市場への挑戦で得た気づきとしては、私自身、幼少期にジャカルタで過ごし(その頃は毎年シンガポールにも来ておりました)、その後仕事でベトナムに駐在した経験があります。これらの経験を通じて最も大切だと感じるのは、「偏見とは無知なり」という考え方です。
海外市場に挑戦する際、私たちはつい日本の常識や価値観を基準に判断してしまいがちです。しかし、実際に現地で生活し、働いてみると、その国独自の文化や商習慣、消費者のニーズが見えてきます。表面的な情報だけでは理解できない、深い部分での違いがあることを実感しました。
これから進出を目指す企業へのメッセージとしては、まず何より大切なのは、現地理解、現状把握を最優先にすることかと思います。市場調査も重要ですが、実際に現地に足を運び、肌で感じることも重要だと思います。現地の消費者、パートナーや従業員の声に耳を傾け、彼らの視点を大切にしてください。
海外市場への挑戦は決して簡単ではありませんが、新しい発見と成長の機会に満ちています。偏見を持たず、オープンマインドで臨むことで、きっと素晴らしい成果を得られると信じています。

Plan

Private Office

家具付き、24時間365日利用可能な完全個室の専用オフィス。2名~10名用まで、ご希望の利用人数や広さに応じて1ヵ月から契約が可能です。専用インターネット、オフィス以外の場所からでも利用可能な専用電話番号も提供。1日2時間まで会議室と個人ブースが無料で利用可能なほか、光熱費や清掃費などの必要な費用は全て月額費用に含まれています。

利用可能時間
専用オフィス:24時間365日
コワーキングスペース:平日9:00~18:00
利用料金
SGD1,870+GST~
※上記はプロモーション価格です。適用には諸条件がございます。